2013年ロック時間の旅

音楽を聴き始めてざっと30年くらいだと思いますが、その間ずっとビートルズを聴くことを避けて来ました。今年に入ったくらいに「よし聴いてみよう」と思い立ってみたのですが、どうせ聴くならちゃんと聴きたいというのと、ここまで聴かないでおいたのがもったいないという思いがあり、ファーストから1枚ずつ丁寧に聴いていって当時のファンを追体験してみることにしました。名付けて2013年ロック時間の旅。

 

それで早速借りてきたんですが、どうせならビートルズが生まれた音楽的背景から入ったほうがよりリアルに追体験出来るよねと考え、プレスリーやチャック・ベリーといったロックンロールのミュージシャンやUK音楽の文脈としてクリフ・リチャードなんかから聴き始めてみました。近所のレンタルではこれくらいが限界ですね。

 

そしたらそれが結構楽しくて、ほとんど聴いてこなかった自分にとって古いロック、つまり60~70年代の音楽を、ビートルズの足跡とともに年を追って追体験していきたいという欲望がめりめりと湧いておこり、ついこんな本を衝動買い。

 

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この本、パラっと眺めてるだけでテンション上がります。自分が通ってきた80~00年代は特に。適当にやっていきますが、その年の代表的な5枚とかを毎週借りて聴いていったら、半年くらいで自分の体験していない60~70年代の全容がつかめるんじゃないでしょうか。ちょっと楽しそうじゃないですか。

 

ところでビートルズを避けてた理由は「古い音楽だから今日を生きる自分には必要ない」くらいの粋がり、みたいなもの?だったように思います。小学生の時、同級生の家に遊びに行ったらビートルズをいっぱい聴かされ、YMOばっかり聴いてた自分には「こんな古い音楽を聴くのは退廃的な行為だ」という幼い思い込みを持ってしまって、以来毛嫌いしていた、という初期体験があるからだと思います。

 

ロックンロール時代を経て、先週いよいよビートルズの"Please, please, me"を聴きはじめてみたわけですが、早速一曲目の"I saw her standing there"は自分でバンドでも演奏したことがある曲でずっこけました。ググってみたらそのときコピーしてたのはティファニーのカバーだったんですが、オリジナルはビートルズだって恥ずかしながら知りませんでした。こういう体験もそれから何度かありそうでそれもまた楽しみです。