母校の学祭

たまたま金曜に、この土日に母校で学祭があることを知り、そういえば変なカッコした人いっぱい歩いてるし、食べるものの店いっぱいあるし、ステージ関係もいろいろあるだろうから子どもにも楽しいかも、ということで、行ってきました。

 

f:id:skmtr:20121104103905j:plain

 

まず観たのは、あやさんがお祭りのたびに釘付けになるフラダンス。これがあるから朝一から行ったのです。隣の校舎は僕らの頃にはなかった新しい建物。エレベータとかエスカレータがあって、学校も変わるのねと。抜けるような青空が清々しい日でした。

 

f:id:skmtr:20121104113014j:plain

 

続いて入ったのは児童文化研究会とかいうサークルのおはなしかい。半端な時間に入ったものの、「あ、じゃ今からやりますんで」と言ってやってくれました。途中から友達の子も来て紙芝居も楽しみました。さすがに幼稚園の先生とか区の施設の人と比べたら年季が違うというか、まだ本物の子どもに読み聞かせる場数も少ないんでしょうね。でも一生懸命やってくれてるのは伝わりました。頑張ってほしいものです。

 

f:id:skmtr:20121104123036j:plain

 

大隈先生から講堂に向かう道。3号館も取り壊されて新校舎(ビル?)建設中です。11号艦も14号館もピカピカなんですけど、なんだか違和感なく溶け込んでるので3号館もそうなるんでしょう。

 

f:id:skmtr:20121104124323j:plain

 

そしてこちらが、自分が4年間熱く過ごした放送研究会の出し物。講堂前のメインステージで芸能人を呼んでトークショウっていうのかな。アンガールズとかゆうこりんが来ててすごいですね。

 

我々の頃は広めの教室を借りきって4日間ずっと番組発表会、という地味な青春だったのですが、今では番組発表は別の機会にして、学祭ではこのメインステージのPAや照明などの仕切りとこういうバラエティ的なステージをやるってのが恒例のようです。これはこれでメリハリがあっていいですね。なによりこのステージを全部をひとつのサークルが仕切るのはすごい。

 

卒業してしばらくはどうも、「サークルがチャラくなってる」みたいな見え方をしてしまうため、分かりゆく放研をOBは批判するという構図があったんですが、その時その時で学生が自分で考え、熱く取り組んでるならそれでいいんじゃないかと今では思います。

 

このステージにしても、「放研チャラくなったよね」なんて言うことも出来るんでしょうが、いい音やいい画に対するあくなき探究心が健在なら、それを取り巻くいろんなことはどうでもいいんじゃないですかね。でも音はもうひとつだったぞーと先輩面してみたりして。

 

f:id:skmtr:20121104125241j:plain

 

また先生の方に戻ります。人、人、人。正直なめてた。あやさんが飽きている・・・。紅葉もそろそろ色づき始めてますね。

 

f:id:skmtr:20121104135415j:plain

 
そして今回、密かに外せないと思ってた漫研の似顔絵。描いてもらうのは初めてです。全員コスプレをしており、この人はまどか☆マギカというマンガだそう。隣にいたのは顔中包帯だらけの女性でしたが、人間科学部なんですよーとかいう会話が聞こえてきたので聞いてみたら人科も3人ほど活動しているとのこと。人科(所沢キャンパス)の人が距離を超えて活躍してるのを耳にするのは嬉しいです。あ、ちなみにこういう写真は「ブログ載せていい?」って断っております。
 
 

f:id:skmtr:20121104143535j:plain

 

バンドサークルも少し観てみました。WFSレディオヘッドのカバーなんかやってました。さすがに爆音は子どもにはきついのですぐに退散。でも楽しそう。そういえば今の学生が1990年くらいに生まれてるとしたら、レディオヘッドの盛り上がった頃ってまだ小学生低学年ですね。帰ってから気付きましたが、僕らが発表会をやってた7号館の2Fはすっかりバンドフロアになってましたよ。

 

写真はありませんが、印象的だったのは最後に観たよさこい研究会みたいなサークルのステージ。最後の曲で「3年生はこれで最後です」的な挨拶をしたあと、ものっすごいい笑顔で踊ってるんですけど、自分にもこういう瞬間、つまり3年間パワーを注ぎ込んだものが今日この場で一旦の区切りを迎えるんだ的な刹那感というのか、漫画の「ソラニン」っぽく言うと「この瞬間よ、終わるな」みたいなのがあったよなあと。書きながら気付きましたが僕が3年生だったのはちょうど20年前。その頃生まれたくらいの子らが今その瞬間を迎えてるんですね。

 

思えば卒業してしばらくは、電車を降りて秋の風を感じる時「ああ学祭の企画進めなきゃ」とか、身体がそういうモードに入ったりしたものです。そういう感覚もなくなって久しい。これを書いてる今はすっかり振り返りモードに入っていますが、学内を歩いてる間はあやさんに次なにを見せるかばかりを考えてました。こうやって色々見聞きさせる中で、彼女自身が面白がれる、やってみたいと思う、後々に熱くなれるものの礎になるもの、そんなものを見つけられたらいいなあと、思っています。